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2011年2月28日 azumax | | コメント(0) | トラックバック(0)

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Twitterでもつぶやいたけど、桑田の新しいアルバムをさっそく買いました↑

桑田のオリジナル・アルバムは、サザン名義を含めても5年半ぶりだし、ソロ名義だと、かれこれ9年ぶりである。いちおう“ファン”を自認する私にとっても、結構“お待ちかね”な感じだった。
(それにしても、前作“ROCK AND ROLL HERO”がリリースされたのが2002年、俺が大学2年の頃である。「あれから9年経つのか……」と思うと、自分の中での時間の経過が近頃特に早まっているように感じられて仕方ない。)

出版物や他のサイトにもレビューは書き尽くされている感じがするけど、いちおう“いちファン”として、ちょっとだけコメントを書きます。

“イマジン・オール・ザ・ピープル”に始まり“ミスター・ムーンライト”に終わるこのアルバムは、文字通り“ビートルズへのオマージュ”が色濃く感じられる作品だ。
先日ラジオの番組で、桑田が“君にサヨナラを”(#9)について、「今回のアルバムは、この曲のために作った」と言っていた。この“君にサヨナラを”は、世を去った桑田の実姉に対する弔いの曲なのだが、アルバム全体のモチーフであるビートルズに対するオマージュは、ミュージシャンとしての自分を育ててくれた家族や、他の周囲の環境への想いであり、さらにそれは、さまざまな面で変わりゆくこの国に対する愛情、そして憂いといった、より大きなテーマに通じているのだと感じる。

先行シングルとしてリリースされた“君にサヨナラを”と並んで、個人的にこのアルバムの大きなハイライトだと感じるのは、アルバムの最後を飾る“月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)”(#17)である。

この曲の詞がビートルズをモチーフとしていることは、そこらじゅうで書かれ尽くされているので、ここには書かない。

・“時代は移ろう この日本(くに)も 変わったよ 知らぬ間に”
・“現在(いま)がどんなにやるせなくても 明日は今日より素晴らしい”

何とも直截な表現である。
10年ぐらい前までの桑田の曲には、こんな表現はまずなかったように思う。いわゆる“桑田的”な、“英語交じりのよく聞き取れない詞”だとか、“デコラティブな古語的表現”を求めつつ聴くと、こういうストレートな表現には、最初何かの違和感というか、物足りなさを感じるかもしれない。「つまらん」と言うか。
だが、この表現の裏側には、この国の現状に対する疑問や憂い、そしてそこに生きる人々への愛情という、桑田のメッセージ・ソングの根底に共通して流れる要素があるのだと思う。“なぜこんなストレートな表現が必要だったか”という発想に立つと、疑問は解けるかもしれない。この詞世界の微妙な変化は、大きなうねりのようなこの国の状況の変化と、それに対する桑田の見方を映したものだろう、と――。

もう一つ、この曲を聴いてしみじみ感じたのは、ヴォーカルの良さである。
曲や詞もいいのだが、特にヘッドホンで聴くと、感情のこもったヴォーカルに何度聴いてもヤラれる。今さらながら、やっぱり桑田はヴォーカリストとしての能力も超一流だと思う。


最後に

・“ひとりぼっちの狭いベッドで 夜毎 涙に濡れたのは”

この部分は、闘病中の病院のベッドで、ひとりビートルズを聴いていた時の情景を詞にしたもの、であろうか。
そう言えば、同じような境遇の(境遇になる)人が、私の近くにもいた。今度このアルバムを、あの人のところに持って行くことにしよう。


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20110227

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    ・25歳まで川崎に育ち、横浜中区に引っ越して3年。生粋の(?)神奈川っ子。
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